スイスの鍵は進化し続ける

スイスは精密機械工業が盛んな防犯立国として知られています。その中でも特にスイスのKaba社は、ディンブルキーシリンダー開発のパイオニアとして70年以上の歴史を持っています。

Kabaは世界で最も信頼されている鍵メーカーです。Kaba高性能シリンダーは持ち運びがしやすく、ピッキングに強いのでセキュリティ面が充実しています。

また2015年に入ってスイスのUrbanAlpsが、機械的複製だけでなく、3Dスキャナや3Dプリンタでも複製できない鍵を開発しました。「Stealth Key」という鍵で、金属3Dプリンタを使った積層造型によって製作されています。鍵穴に差し込む部分が薄く中空の筒状になっています。内側には解錠するための溝を配置しています。外部に開いている部分が非常に狭いので、スキャンやカメラでの撮影が困難です。

たとえオリジナル鍵を入手しても、複製は不可能という非常に安全性が高い鍵です。電子的、磁気的な方法ではなく、独自の形状によってのみ不正な複製を防いでいます。3Dスキャナや3Dプリンタが広く普及し身近な存在になっている現代社会において、安全性が高いStealth Keyは需要が高いと考えられます。

不法侵入対策に鍵をかけよう

鍵をかければ不法侵入対策になることは、皆さんご存知だろうが、鍵をかけるのは留守の時だけだろう。

意外にも、在宅中にも鍵をかけて不法侵入対策をする必要があるのだ。「家にいるのだから、不法侵入に気付ける」と考える人がほとんどだろう。しかし、ちょっとした油断が不法侵入されるきっかけになるのだ。一軒家のお宅が一番危ないように思える。

例えば、2階で掃除機をかけていた場合、ちょっとやそっとの音は気づかない。その時に1階に侵入し、物色されている可能性があるのだ。そして、掃除が終わり、1階に戻った時に初めて不法侵入されたことに気付くのだ。これは最悪のケースなので、なにかしらの対策はしておきたい。

まず、基本となるのは、初めに述べた在宅中にも鍵をかけること。そして、テレビや電気をつけておくこと。これにより、人がいてなおかつ戻ってくる可能性を知らせることができるのだ。また、砂利などを敷き詰めて歩くときに音が出るようにするのも効果的。この対策は、昼はもちろんのこと、夜でも有効。貴重品の保管箇所にもコツがあり、1階ではなく2階に保存するようにすれば、犯人側もさっさと引き上げる可能性が高くなる。

自分ひとりでは気づかないことも、家族や近所の人の協力で気づくこともあるから、相談してみよう。

メリット豊富なデジタルロックと言う便利な鍵

鍵と言うのは、住居はもちろんのこと、店舗やオフィス、研究室、管理室、社員通用口など、さまざまな場所のドアに取り付けて、安全を確保するとても重要な物です。

なお、鍵の種類と言うのは色々なタイプがあり、価格もさまざまです。色々な都合に合わせて、適切な対応をとっていくことが大切です。

例えば、デジタルロックと言う鍵が存在します。デジタルロックは、小さなボタンがいくつも付いているテンキー式のタイプで、このタイプならではのメリットと言うのが色々とあります。
その一つが、ドアが閉まったら、その時に自動的に施錠されると言うものです。これにより、鍵の閉め忘れを防ぐことができます。

また、よくある鍵を穴に差して回転させるタイプではありませんから、鍵の紛失の心配がありません。大勢で利用する場所の場合ですと、鍵を紛失することで自分が困るだけでなく、他の利用者にも迷惑をかけてしまうことになりますから、そういったことが起こらないと言うのは、とても便利なものです。

その他、メカニカル機構なため、電池切れの心配をする必要がないと言うのも、デジタルロックのメリットの一つです。
他にも、自分で暗証番号を変更できるなど、メリットが色々とあるのが特徴です。